東京オリンピックが開幕し、7月23日(金)に開会式が行われました。
皆さんは開会式見ましたか?評価は分かれてますね。
僕は1つ1つの演出は良かったと思いますが、いろいろ詰め込んでいてコンセプト・テーマがなんだか良くわからなかったです。それと、ある演出で映画「座頭市」を思い出しました。
今回は開会式を振り返りつつ、映画「座頭市」について書こうと思います。
東京オリンピック開会式
最初に僕の感想を少し書きましたが「コンセプト・テーマ」が良くわからなかったので調べてみたところ、「スポーツには世界と未来を変える力がある。」というビジョンがあり、以下の3つの基本コンセプトのもと大会を進めるということになっています。
東日本大震災の復興は入っていないのですね…。福島で一部の競技やるのにね。
開会式は以下のプログラムになっていました。
3つの基本コンセプト (全員が自己ベスト・多様性と調和・未来への継承) があることを知ることで、納得のある開会式だったと思えます。
しかし3つのコンセプトがあることを知らない人がほとんどだと思います。
ドローンの技術やピクトグラムのパントマイムが凄かったのにコンセプトを3つにしてしまったことで、まとまりがない開会式になってしまいました。
4番目のプログラム「江戸時代風の大工の衣装でタップダンス」は「座頭市」のところで触れます。
次に開会式の評価を見てみたいと思います。
開会式の評価
まずGoogleで開会式を検索しようとすると「ひどい」や「最悪」などマイナスの意見が出てきます。
あとは海外でどのように評価されているか気にしている人が多いようですね。
Twitterで調べるとプラスのコメントが多いです。特にドローンの技術を評価している人が多かったです。
■Twitterでの評価
・ドローン凄かった。
・長嶋茂雄さんが聖火の点火で喜んでいて良かった。
※長嶋さんは、元プロ野球選手かつ巨人で監督をつとめられた方です
・ピクトグラムのパフォーマンスに感動。面白かった。
・選手入場時のゲーム音楽良かった。テンションあがった。
・(ジョンレノン)のイマジン歌唱が安っぽかった。
・バッハ会長の挨拶が長かった。
海外は控えめだった・寂しかったなどの評価が多いようです。観客入れた方が海外向けの印象は良かったでしょうね。
■海外の評価
・現在の日本の多様性を感じさせた。
・「葬式に出席するような」と式典だった。
・無観客のためリハーサルに見えた。
・全体的に落ち着いていて、多少憂鬱だった。
映画「座頭市」の思い出
最後に北野武監督の映画「座頭市」について少し書こうと思います。
なぜ「座頭市」かと言うと、開会式見て「座頭市」思い出した方いませんか?
4番目のプログラム「江戸時代風の大工の衣装でタップダンス」 ですよ。あれって「座頭市」でやってましたよね。
『座頭市』(ざとういち)は、2003年に製作された北野武監督、ビートたけし主演の日本映画。
北野武初の時代劇であり、盲目というハンデキャップを背負った謎の侠客「市(いち)」の活躍を描いた作品。勝新太郎の代表作である時代劇『座頭市シリーズ』を題材にしたが、「盲目でありながら居合抜きの達人」という座頭を主役にしている設定以外、子母澤寛が執筆した原作や前述のシリーズとは全く関連が無いオリジナルである。
日本国内の観客動員数は200万人で、北野映画最大のヒット作となった。本作は日本国外でも上映され、複数の賞を受賞した。
ウィキペディアから引用
ヴェネツィア国際映画祭などで賞をとっており国際的にも評価された作品です。
2003年公開なので18年前の作品なんですね。かなり前の作品ですが、作中のタップダンスが印象的ですごく覚えています。
今回の開会式を見て北野武さんは以下のコメントをされました。
きのうの開会式、面白かったですね。ずいぶん寝ちゃいましたよ
驚きました。金返してほしいですよね。税金からいくらか出ているだろうから、金返せよ。外国に恥ずかしくて行けないよ
これは開会式の費用が165億円程度かかっていることと、ご自身が20年くらい前にやった演出と同じことをやっていたため、こういう皮肉めいたコメントをされたと思われます。
開会式に165億円もかかっていたのですね。驚きました。
映画を作られる方ですから、165億使えばどれくらいの作品ができるという費用感も分かったうえでコメントされているでしょう。おそらく無駄金が相当使われているのでしょうね。
北野武作品は暴力的な作品が多いですが、キタノブルーといわれる映像美、上記で触れたタップダンスなどの演出で楽しませてくれます。あと切なさ・寂しさなんかも物語に組み込まれています。
僕は「アウトレイジ」シリーズが好きですが、「座頭市」と「キッズ・リターン」もおすすめです。
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